2014/12/2

後期課外授業実施!~キリスト教・イスラム教に触れる~

後期課外授業実施!

私たちが慣れ親しんでいる仏教は世界三大宗教のひとつです。あとの2つはキリスト教・イスラム教です。

葬祭マネジメント学科後期課外授業は日頃、慣れ親しんでいる仏教を離れ、キリスト教・イスラム教文化に触れてきました。

【キリスト教】
訪問先:カトリック東京カテドラル関口教会(東京都文京区)

(同協会HPの写真より)

カトリック東京カテドラル関口教会

訪問したカトリック東京カテドラル関口教会は、カトリック東京大司教区の司教座聖堂(=教区の中心となる教会の聖堂)です。

カトリックの葬儀はミサが中心となります。キリスト教ではプロテスタントとカトリックが主派であり、今回はカトリックの特徴から葬儀の流れに至るまでを学びました。

教会の中に入ると大きな十字架が出迎えてくれます。広々とした荘厳な空間であります。厳粛な信仰の場であるため写真撮影ができずお見せすることはできませんが、心を洗い、愛を大切にするカトリックならではの空間でありました。

油谷神父による講義の中で「葬儀は死者が神父・司祭を通じ人々に愛を語る感動的なもの。決して恐怖・不安なものではありません」とのお話は非常に感動的なものでした。

葬儀社がキリスト教の葬儀をお手伝いする際の注意点として、「決して馴れ合いで接して欲しくない。神父によって流れが大きく変わるので、しっかりと打合せをすることが重要です。」とアドバイスをいただきました。

世界のキリスト教徒は約20億人超と言われておりますが、日本でのキリスト教徒はその1%未満であります。しかしながら、どんな宗派であってもしっかりとご葬儀のお手伝いをしなければなりません。不慣れな宗教ほど慎重に接する必要があります。

【イスラム教】
訪問先:東京ジャーミイ(東京都渋谷区)

東京ジャーミイ
東京ジャーミイ

次に訪問した先は日本でのイスラム文化を伝える発信地ともなっている東京ジャーミイです。

この東京ジャーミイはオスマントルコ様式で建設されたことによって伝統を継承しながら、一方で現代建築の特徴も合わせ持ち、多目的ホールでは結婚式、演劇 展示会 公演等さまざまな活動が行われ、独特の魅力を備え、イスラムについて正しい知識を得ることのできる施設の一つとなっています。

東京ジャーミイには、日本に在住の諸外国のイスラム教徒の方が礼拝に訪れます。

礼拝堂

礼拝堂(モスク)内にはミフラーブと 呼ばれるものがあり、1日5回の礼拝が行われている。

礼拝を行う向きは、世界各モスクにおいても 必ずメッカのカーバ神殿に向いて行う。

『マスジド・ハラーム』

イスラム教徒の最大のモスク。

この敷地内にカーバ神殿が据えられている。100万人以上収容ができ、同時に礼拝が行われる。

マスジド・ハラーム

イスラム教徒と聞くと、イスラム圏での紛争等の連想から激しい宗教観をイメージする方もいるかもしれませんが、実際に話を伺うと全く違いました。

人種や貧富の差は関係なく、神の下では人類みな平等であると謳っています。

葬儀においては火葬はせず、土葬の文化でありますが、死後は体を洗い(湯灌)、参列者には食事を振舞い(お斎)40日目には追悼も行う(49日法要)など、どことなく日本の葬儀の風習に似ている面もあり親近感も湧きました。

土葬の際には遺族・親族関係なくイスラム教徒は誰もが土葬に立ち会え、故人を偲ぶそうです。

日本では文化の違いからお別れや土葬をできる場所は限られていますが、人の死を悼む気持ちは世界共通です。学生からも「日本でも何か役に立てないものか」と意見が出ていました。

スカーフを巻きます

礼拝所は神聖な場所。

女性は肌の露出をなくすためにスカーフを巻きます。

少しイスラム教徒の気分となれました。

葬儀社の中には仏教以外の宗教には対応しきれていない企業もあると聞きます。

人の死に国境はありません。日本では諸外国の方々が生活をしております。

数多くの宗教が存在する中、馴染の薄い宗教の方が日本で亡くなられた際の葬祭従事者としての対応や接し方など考えさせられる課外授業となりました。