宮城県へ研修旅行に行ってきました!

2013/9/24

宮城県へ研修旅行に行ってきました!
2013/9/11~12

葬祭マネジメント学科では毎年、夏期研修旅行を実施しています。この研修では、国内の様々な葬祭関連施設等の見学を行い、葬祭に関する知識を深めるため、1泊2日で実施します。

今回は東日本大震災の復興状況の確認も兼ねて、宮城県仙台市を中心に回りました。

経ヶ峯伊達家墓所とその歴史を訪ねて

経ヶ峯は、伊達家の霊域として長年禁断の地であったため、藩政時代そのままの自然環境が現在まで維持され、動植物の生態にも見るべきものがあります。史跡「経ヶ峯伊達家墓所」には藩祖伊達政宗公霊屋(おたまや)瑞鳳殿をはじめ、瑞鳳殿資料館、二代忠宗公霊屋感仙殿、三代綱宗公霊屋善応殿、妙雲界廟、御子様御廟がおかれています。お霊屋とは、葬送後の遺体を安置するために造られた建物のことです。

瑞鳳殿は1636( 寛永13)年、70歳で生涯を閉じた仙台藩祖伊達政宗公の遺命により、その翌年ここ経ケ峯に造営された霊屋です。桃山様式の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築として1931(昭和6)年、国宝に指定されましたが、1945(昭和20)年の戦災で惜しくも焼失しました。現在の建物は1979(昭和54)年に再建されたものです。

伊達政宗公霊屋瑞鳳殿をバックに!
 

お墓に見えない桃山様式の
豪華絢爛な建物にびっくり。

「清月記」を訪問し社長の講演を聞きました

「清月記(せいげつき)」は、仙台市内と周辺地域及び石巻市で葬祭斎場15会館と仏壇ギャラリー4店舗、ケータリング・フードサービス事業を運営しています。当社設立は1985年、仙台圏での葬祭業者においては最後発の参入でしたが、常に『お客さま主導で葬儀を考えるようにしてきたこと』をモットーに、事業規模、売上では北関東以北でトップクラスまで成長を遂げた会社です。

東日本大震災では自社の葬儀会館も震災の影響を受けながらも、宮城県からの要請に対して棺の供給ステーションとして6,760本もの棺を供給し、また、それに伴う納棺業務を行いました。更に、火葬が間に合わない為に仮埋葬したご遺体の掘り起こしと納棺業務を行うなど、多大な貢献をなされました。震災復興への活動は、葬祭関係だけに留まらず、震災孤児支援など様々な支援や活動を行っております。

「ライフスタイル・コンシェルジュ」への訪問

葬儀の事前相談を行っている葬儀社は数多くありますが、ライフスタイル・コンシェルジュでは、ライフシーンを豊かにする様々な情報のご提供、各種パーティなどケータリングサービスのご相談・お申込み、遺産・相続・保険に関するご相談などを行っております。

お客様がこれまでの人生で培われてこられた経験・知恵・感性を、これからのアクティブなライフスタイルに活かし、より豊かなシニアライフを実現いただくために、ライフスタイル・コンシェルジュがお手伝いする施設となっております。

相談コーナーだけでなく、パーティも可能なラウンジ、アート作品も展示可能なアートスペースがあり、セカンドライフを充実させる多彩な情報とサービスを提供しております。

チーフコンシェルジェから、
「ライフスタイル・コンシェルジュ」の
説明を受けました。
今までにないコンセプトに質問も多数でました。

新しいコンセプトの「仙台八木山斎場 清月記」を見学

1日1組限定の家族葬対応の清月記で最も新しい斎場です。高台のロケーションを存分に生かした計画で、四季折々の景観を室内から望ことができるようになっています。ウッドテラス、ウッドバルコニーはこの施設の特徴になっています。

葬儀式場の祭壇の背面は大きく開いたガラス張りの開口となっており、外の景色を借景として取り入れた、今までにない演出も可能となっています。

祭壇の大きく開いた開口からは外の景色が見え、
葬儀の演出に借景としても利用可能です。
見たことが無い祭壇にも興味津々でした。
 

会食室に面してバリアフリーですべての方に
やさしい空間の控え室があります。更にその奥が、
ツインのベッドがる寝室が2室となっていました。
自分の家より立派なお部屋でした。

「清月記」本社への訪問

続いて本社を訪問しました。本社機能の他に、倉庫や生花部があります。巨大な倉庫スペースに驚くとともに、探しやすく整然と葬具や備品がならぶ姿に感心しました。生花部では、冷蔵庫には何種類の花がストックされており、スタッフによる供花の制作が行われていました。

本社機能の事務室では、実際の業務を行っている職員の姿を見ることができ、葬儀社の仕事の一部を垣間見られました。

倉庫は思っていた以上に巨大な空間で、
葬具と備品の数の多さに驚きました。
探しやすく整然と葬具や備品が並んでいました。
こんなものまで置いてあるのかと感心しました。

生花部では最近の花の傾向を教えてもらい、
冷蔵庫の中では花の種類の説明を受けました。
ストックしている数の多さと種類にビックリ!
 

「清月記」社長の講演の聴講

最後に社長の講演を聞きました。葬儀社としての革新的な取り組み内容や、おもてなしの経営企業についてのお話や、東日本大震災での対応やその後の現在までの支援活動について説明を受けました。

終わりに、葬祭業の仕事のすばらしさを語ってもらい、学生は熱心に聞きりました。

社長の迫力に圧倒され、
時間を忘れ熱心に話を聞きました。
 

最後に案内してくれたスタッフと一緒に
斎場入口で記念撮影。
長時間にわたっての対応ありがとうございました。

被災地を訪問しました

被災地の現状を知るために石巻市と名取市を訪れました。

石巻市では震災後、あまりにも犠牲者が多くて火葬が間に合わないということで、仮埋葬が行われました。仮埋葬が行われた広場は現在復旧され、仮埋葬が行われた痕跡すら残っていません。

しかし、320人(身元判明者のみ)以上の犠牲者が出た南浜町、門脇町ではまだ被災した建物がそのまま残ってたり、建物の基礎部分だけが残り、荒れ地のままとなった現状に、学生はショックを受けました。

名取市では閖上地区を訪れました。閖上地区では海から1km以内の木造住宅はほぼ全て流失しました。更に火災も発生するなど、津波によって閖上・下増田地区の沿岸部は、壊滅的な被害を受けました。

まだ被災した当時のままの建物が残る石巻市南浜町。
それ以外は荒れ地のままとなっている。
この姿をみてショックを受けた学生も多い。
 

校舎が津波に襲われ、火事も起きて全焼した
石巻市門脇小学校。ほとんどの児童は学校の誘導で
高台に避難し、無事だった。震災遺構として
保存の声もあったが、現在は解体が進んでいる。

名取市閖上地区の中央にある日和山
(標高6.3m、海岸から 約700m)
津波はこの山もすっぽり飲み込んだ。
現在はその痕跡もなく綺麗になっておりました。
震災後に「慰霊碑」が作られ、多くの人が
お花やお供え物を持って訪れていました。

日和山からの閖上地区をみても、
荒れ地となったままで、
復興が進んでいないことが分る。

津波で被災し復旧した名取市斎場

名取市斎場は海岸沿いに立地しており、東日本大震災の直後に発生した7m超の大津波に呑まれ、火葬炉や待合室など主要施設が壊滅的被害を受けました。しかし、関係者の努力により、地震から2週間後の3月25日に仮復旧することができました。しばらくは、仮設で対応することになりましたが、被災から2年後にようやく補修工事が完成し、平成25年2月1日から供用を開始することができています。

復旧した名取市斎場の炉前ホール。
津波でガラスが割れ、内装がかなり破損した。
ところどころ津波の痕跡が残っている。
ここまで津波が来たとの説明に天井を見上げる学生。

完全に水没したが、復旧した火葬炉設備。
火葬の様子を初めてみました。

今回の研修旅行では、葬祭施設だけでなく、復興がなかなか進まない被災地の視察も行いました。震災から2年半が経過し、被災地から離れた場所では記憶からは忘れがちではありますが、現地では震災以降、時間が止まったままのようであります。震災では多くの人が亡くなりました。自分たちが、何事もなく元気で普段どおりの生活ができる有難さを少しでも感じてもらえればと思います。