葬祭業の経営幹部向けに秋季公開講座を実施

2011/10/19

本校葬祭マネジメント学科では、葬祭業に携わる経営幹部層向けに秋季公開講座を10月8日(土)開催いたしました。

第1講座は「変革期における葬祭業の未来戦略」

第1講座は「変革期における葬祭業の未来戦略」と題し、本校専任講師福田充が講師です。

葬祭ビジネスは、超高齢社会の進展により順調に成長プロセスを歩んできました。さらに、ここ十数年で葬祭会館の開設ブームが起こり、従来にない急成長を遂げることができました。しかしながら、現在はその成長スピードが鈍化するとともに、一般的な産業の成熟期にみられる「過当競争」「安売り競争」が、特に大都市部で引き起こされるようになりました。
その引き金となっているのは、直葬や家族葬をメイン商品にしてインターネット経由で葬儀サービスを販売する「通販型葬儀社」の登場です。自動車保険や生命保険をはじめとしたさまざまな商品・サービスがWEBを通じて販売されるようになっているなか、お葬式も例外ではなくなっています。通販型葬儀社は、スーパー流通大手をはじめ葬儀紹介サイトやネット広告で「安売り」をモットーにシェアを拡大している傾向が強くなっています。また、葬儀をしない直葬だけでなく「1日葬」や「火葬式」といったネーミングで、大都市住民向けに小規模な葬儀サービスを売り出しています。
こうした情勢のなかで、改めて葬祭業の取り組むべき方向は、葬儀のときだけでなく生前の高齢者の生活サポートを続けながら、末永く地域に根ざした営業を続けている必要があります。
続いて行われた第2講座は、本校非常勤講師宇佐美義昭による「葬祭業のパブリシティ戦略」。
この講座では、競争激化で生き残るため、葬祭業もきちんとしたマーケティング戦略のもとで効果的な広報宣伝、広告活動を行っていく必要が説かれました。また、葬儀社という特殊な業種ゆえ必要とされる集客手法や地域におけるイベント・催し物の事例や開催のポイントが紹介されました。

 本公開講座は全2回の連続講座としており、次回は11月12日(土)13:30~16:50に実施いたします。テーマは「直葬・家族葬の増加で役割高まる火葬場におけるサービス向上策」と「ご遺体・ご遺族を尊重した企画力・提案力のある高付加価値葬儀のあり方」です。